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青少年の電子メディア使用は精神病体験と関連

2024年5月10日  JAMA Psychiatry

カナダ・ケベック州で生後5カ月から23歳まで追跡したコホート研究の参加者1226人(女性58.2%)を対象に、青少年のメディア利用と23歳時の精神病体験(PE)との関連を検討。12、13、15、17歳時の1週間のテレビ、ビデオゲーム、コンピュータの使用量、読書量、23歳時のPEの生涯発生率を測定した。 その結果、各メディアについて、潜在クラス混合モデリングで3つの推移群[使用量大群、使用量少群、使用量の曲線的推移群(15歳まで増加しその後減少)]を特定した。ビデオゲームの使用量少群と比べて、使用量大群で12歳時の精神的健康および対人関係の問題が多かった。これらの問題を危険因子として調整すると、使用量大群と23歳時のPEとの関連は軽減した。コンピュータの使用量の曲線的推移群は、使用量少群と比べて、PEの増加と関連した(推定差5.3%、95%CI 1.5-9.3)。この関連は共変数調整後も有意だった。...